ひゅうが農園
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真実と事実  平成15年02月16日

■真実と事実(1)
昨夜、ニュースの中で「お兄ちゃんは自殺じゃない」を見て「真実」はどうだったのだろうと考えさせられる報道でした。
ニュースを見た後、一年前に放送されたドラマを思い出しました。
平成14年2月11日より毎週月曜日9時15分からNHK総合にて「生存・愛する娘のために」(全4回)がありました。
「無念の死を遂げた娘、空白の14年間を経て、父親の執念が真実を導きだす」というストーリーは、娘を持つ父親として、
強い共感と感動を覚えました。
主人公を演じる北大路欣也さんの迫真の演技は涙を誘いました。
原作は「生存〜Life〜:講談社」(原作 福本信行さん 作画 かわぐちかいじさん)です。
福本信行さんの漫画では「アカギ」が大好きです。かわぐちかいじさんは有名な「沈黙の艦隊」作者です。

■真実と事実(2)
事件が起こると「真実」や「事実」という言葉が、ニュースやワイドショーで使われます。
日本語大辞典(講談社)によると「真実は、ほんとうのこと」「事実は、あったこと」と書いてあります。
検索サイトgooの国語辞典で意味を引いて見ると、
「真実は、うそいつわりのないこと。ほんとうのこと。また、そのさま」
「事実は、現実に起こり、または存在する事柄。本当のこと。」
「事実」と「真実」の意味が紛らわしいので、自分なりの解釈で使っています。
真実は、過程(process)。事実は、結果(result)として使っています。
例えば、サスペンスドラマで「殺人」があったことを「事実=結果」、だれがどうして殺したのかを「真実=過程」 とすると、
すっきりと分かり易くなります。個人的な考えなので「真実と事実」が
一般に通用するか分かりません。

お父さんにお薦め!

生存〜Life〜

講談社

本体505円(税別)